「賃貸不動産経営管理士試験」過去問の紹介

12月16日の記事(「令和4年度賃貸不動産経営管理士試験」の結果報告と総評)につづき、令和3年度から国家資格となった賃貸不動産経営管理士がテーマです。今日は、受験を検討されている方のために、令和4年度の試験問題から1問紹介しようと思います。ぜひ皆様解いてみて下さい。

問題

【問 33】 管理業法第2条第2項の「賃貸住宅管理業」に関する次の記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。

ア 賃貸人から委託を受けて、入居者からの苦情対応のみを行う業務について は、賃貸住宅の維持及び修繕(維持・修繕業者への発注を含む。)を行わない 場合であっても、「賃貸住宅管理業」に該当する。

イ 賃貸人から委託を受けて、金銭の管理のみを行う業務については、賃貸住宅の維持及び修繕(維持・修繕業者への発注を含む。)を行わない場合には、「賃貸住宅管理業」には該当しない。

ウ 賃貸人から委託を受けて、分譲マンションの一室のみの維持保全を行う業務については、共用部分の管理が別のマンション管理業者によって行われている場合には、「賃貸住宅管理業」には該当しない。

エ 賃貸人から委託を受けて、マンスリーマンションの維持保全を行う業務については、利用者の滞在時間が長期に及び、生活の本拠として使用される場合には、「賃貸住宅管理業」に該当する。

1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

解答・解説

正解は2。選択肢のアとウが誤り。「賃貸住宅管理業」の定義について問われる問題でした。

出題範囲について

国家資格となってからは、この問題のように賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(略して管理業法)という新しい法律からの出題が大きな割合をしめていて、そのほかに民法、借地借家法、建築・設備関係からの出題があります。

引用元

一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HP『過去の試験問題一覧』
https://www.chintaikanrishi.jp/exam/past/